Le bonheur français

6月のできごと。



たくさんのことが過ぎていきました。
とってもたのしい素敵な六月。

陶芸の展覧会のための追い込みから始まったこの月。
日本で覚えた梱包技術をフルで引きだす、
郵便局から作品を送ると言う前代未聞の初体験です。


展覧会が始まるのを待ちつつ、
ジュエリーの学校の最終試験の準備。




5人の審査員の前で、
1年間の作業の内容と2年目に向けてのパッションをプレゼンする。
結果、ちゃんと二年生に受かりました。
来年はコンテンポラリージュエリーのセクションにいきます。





そして、すぐさまフランス南の小さな村Giroussene(ジルッサン)にオープニングパーティーに向かう。
列車で6時間以上、誰ひとり知り合いのいない場所に行くのはワクワクします。


村の人たちはものすごく温かくてすぐにとけ込めた。
主査者の方が私のために泊まる場所を見つけてくれた、そして出会ったのがアニエス。
心のテラピーが専門の彼女は、とにかくあったかくて気さくで、いつまでも話がつづく。
二日間は彼女の家で過ごした。





パーティーにはたくさん人が来ていたし、フランス南部の陶芸家にたくさん会うことができた。
展覧会も嬉しかったのだけれど、とにかくこの村に来たことがすごく幸せに思えた。



二日目は村を散歩する。
陶芸のギャラリー以外本当に自然しかない。
お昼はアニエスと彼女の庭の手伝いにきていたスコットランド出身のジェフと。
庭でとれたサラダは肉厚ですごく美味しいの。



午後からは、パーティーの手伝いにきてくれたピレットの家を訪ねてみる。
村の城がテラスから望める素敵な家だった。
彼女の提案で3km程のところにあるサクランボ畑にサクランボ摘みにいくことに。



一面赤い実が続いてる、捥ぎ立ての実を食比べ。



かごいっぱいに収穫しました。
この日は私の誕生日なのでした。
フランスの田舎でサクランボ摘みをするなんて、なんて素敵な日なのでしょう。




そのあとピレットが車で、
村の高台にあるチャペルや、小さな池なんかに連れて行ってくれて、
さらに村人宅訪問までした。住んでいる人同士みんな知り合いで。
道端であっては私を紹介してくれ、
中には家の窓からの風景を見せてくれる方まで。



そして夜は、図書館に勤めるマリ・ピエールのお家に,
アニエスとピレットとディナーに誘ってくれた。
旦那さんはギャグの好きな典型的フランス人で、私も負けじえと返す。
前々日まで一人も知らなかった場所で、
こうしてバースデーソングを歌ってくれるなんて、人生はおもしろいなあ。



次の日はまた半日かけてパリを目指す。
さてその翌週は学校のオープンキャンパス。
同時にパリでは大規模な陶器市もある。


盛りだくさんな六月。
陶器市で、南の展覧会と同時に参加している陶芸家に会いにいく。
日本人を見つけ、声をかけてみたら、なんと日本の大学のときの教授のお知り合いでびっくり。
ジルッサンの陶芸ギャラリーで一目惚れした器の作家本人にも出会えてびっくり。
陶芸界は狭いらしい。


そして明日の朝、ジュエリーの研修のためリモージュに向かいます。
七月は一ヶ月間リモージュに住むんだい!はじめて本当の一人暮らし!
ちなみにジュエリー界も狭い気がしている。




無事に研修ができますように。