Sur la route.

展覧会中のできごと。



一昨日の朝アンジェに戻りました。

ひと月のパリは本当に最高だった。
慌ただしくて、いつも外にいる気がしていたパリだけれど、
今回は初めてちゃんとパリの「輪」に入り込めた気がした。
初めてこの地に来たのが5年前のことで、その輪に入るために5年もかかった。
だから今はうれしい。


どこからどこを切っても陶芸で、セーブルで、パリな月だった。
この2年間ほどずっと足りていなかったものがすべてつまったような月だった。
2年程前のこの留学が始まったとき、フランス人の釉薬の言い合いに加わったり、パリ付近での展示に参加する事など考えていなかったので、すごくラッキーガールな月になったと思う。


展示してみて、フランス人の反応や他の作家と話す中で、どうしても制作が続けたくなった。
とういうか自分が彫刻家より陶芸家になりたいと理解した。
それにはもっとがむしゃらにならないといけないと理解した。


そして、幸運にもこの展覧会で知り合った陶芸家のアトリエをかりられることになった。
窓際が通りに面した素敵なアトリエ、そこを4人でシェアする。
パリでこんなにいとも簡単に作業場が見つかるなんて、
家より先にアトリエが見るかるなんて信じられない。
一連のできごとすべてに感謝でしかない。本当にありがたい。


今はとにかく部屋探し。
パリで家を見つけるのって、本当に大変みたい。
がんばる、がんばれない、がんばる。


パリで2回見みたジャック・ケアルックの路上、小説まで買っちゃった。
あの綿畑に埋まりたい。



アンジェに帰る日の前のフローレンスの家、クリスチョンの手掛けた庭。