Le murmure et la algue.

「中野の都こんぶ」





これほど、これほど視覚的に日本の事を恋しくさせるものはあるでしょうか?
この赤地にしろの文字、箱から香るほのかなお酢の香り、完璧です。
あの指についたアミノ酸をなめる行為もたまらなく幸せ。


というのも、いま通っている語学学校の最終試験期間を終え、
友人宅でテストの終わりを噛み締めて祝う祭りをした際、この酢昆布を頂いたのです。


試験と行っても学内の事だし、大の重大ではないのですが、
すべてが終わるとやはり顔が緩んでしまいす。
まわりの人が自然な笑顔に戻るのをみて、うれしくなります。

それに、もう少しでこの学校の退学を考えているので、
きっと最終試験も最後だったのかな。気が楽になります。




これからは、陶芸のことと、ジュエリーのことを考える日々になりそうです。うれしいな。
わたしにとってとても大切なことなので、
まっすぐな気持ちを、たたんだり、ひらいたり、折り返したりして、わたしのものにしたいな。



笑う時間が多くなるほど、その分孤独を感じる時間も多くなって、
楽しそうな分、不安な事も多くなる。



生きるって大きな賭けみたいで、賭けを確実にするのが毎日を大切にすること。
とか、思う。



自分のこととか、人とのこととか、作品のこととか、おいしいものとか考えようかな。
これじゃあこれまでと変わらないな。