Ma changement en France.
フランスでわたしのかわったこと。
わたしがフランスにきてかわったことはなんだろう、ふと思う。
それは、「涙する」かもとか思う。
4年前、はじめてフランスに来たとき、
「涙する」という行為が「笑う」と同じくらいの日常的なことになってた。
当時は言葉が使えなくて、困り果てた末泣いちゃってたりもしてたから、
いまの「涙する」とはひとなみだ違う。
でも、城壁の崩れたのは絶対フランスに来た時だった。
ようは、何かに感じやすくなったってこと。
小さなことでいっぱい感じやすくなった。
で、最近。
この「涙する」がとても心地よくなった。
わたしの歳としてどうなのかは置いておいて、
ひとつひとつに、何かにつけてこころ動かされる毎日。
思いっきり泣いていると、その後に安心感が後をついてくるんだ。
理由はわからない。
でも、「涙する」ことは体にいいことだと体がそう言っている、真面目に思う。
ここにいると、日本との距離からはじまって、
昔のことへの時間的距離感とか、人との距離感とか、
とにかく距離を考えていることが多い。
この距離に複雑な悲しさと寂しさを意識のない部分がつくってて、
「涙」になるとき、わたしはとても安心する。
泣くのはいいよ、というひとりよがりのア、ド、バ、イ、ス。
笑ってて泣くんだから、このふたつの感情は表現として近いのかもしれない。
そして、わたしはまったく元気なのだ!