Le coure du Japon.
昨日はおうちの人の縁あって小学校に行って「日本」という授業をしてきました。
一日だけのわたしの担当は、
自己紹介、日本のプレゼンテーション、俳句、折り鶴、文字、小説、あいさつ。
教会のとなりにある、田舎のとても小さくて小学校と幼稚園が一緒なった学校。
2クラスしかなくて、ひとつのクラスに4学年が混じっています。
学校に向かうときはさすがにちょっと緊張したけれど、
いざ教室に入るとみんな一生懸命きいてくれて緊張なんて吹っ飛んでいた。
写真を出すごとに「おー」とか「わぁー」とか言ってくれたし、
原爆の話しや今回の地震の話しをすると緊張した面持ちできいてくれた。
もちろんきれいな風景もいっぱい見てもらった。
事前に40以上も質問をもらっていたけれど、授業中も質問がたえなかった。
休み時間、幼稚園の子どもたちが知らない人を不思議がっていたけれど、
だんだん近づいてきてくれて、3歳の子も話しかけてくれた。
折り紙の時間も私のつたない説明を理解してくれた。
日本語の授業では俳句を紹介し、そのあとに文字と小説の読み方を説明した。
フランスには縦書きがないので、すごく興味を持ってくれました。
中には「下から上に読めるの?と」か、
「本を90度まわしたら横書きとして読めるのでは?」というユーモラスな質問もあった。
発音に関しては、さすがは子どもたち。
三回も繰り返せば、「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「おねがいします」をきれいに言えるようになっていた。
2回目の休み時間には幼稚園の子どもたちと原っぱで遊んだ。
たくさんのてんとう虫を集めてきてくれたり、背中つつかれたり、もうなんてかわいいのだろう。
「どうして私たちみたいにフランス語を話すの?」的なことをきかれ驚いた。
放課後もみんなに「かおり」「カオリ」とよばれ、子どもたちの素直さにわくわくした。
かけっこをしたのはいいけど、あんなには走れなくなっていた。小学生は若いなー。
きっと昨日は新人の外国人である私ですから、きっと多少みんなオスマシしてたと思うし、
わたしは叱ったり怒ったりする役目ではなかったので、きっと学校現場の楽しいところだけを感じてきたのだろうと思う。
それでも、子どもたちがわたしを受け入れてくれ、わたしのフランス語を理解してくれ、
遊びの輪に入れてくれたのは本当にうれしくて、貴重な経験になった。
このフランスの生活の中でも、とても印象的な日となりました。
もちろんわたしひとりで授業ができた訳ではなく、2人の先生にめいいっぱい助けて頂きました。
ありがとう、ありがとうございました。