La nuit d'hiver est plus longue que d'été.

夜はとても長い


フランスの冬の夜はとてもながい。

朝がはじまるのがおそくて、なのに夜がくるのがはやい。


というのも、今日クラスが終わってから、学校のホールでおばあちゃんに出会った。

その人はふらりとわたしの横を通って「まあ、日本語がなつかしいわ。」と一言。

「日本人の方ですか?」ときく。

そう、彼女は70歳くらいの小さくて小柄で、とてもかわいらしい日本人のおばあさん。

学生さんかと思ったら、この街に住んでいるそうです。

旦那さんがフランスの方なのかと訪ねるとそうではないらしい。

「気がついたらこの街に住んでいて、もう11年になるのよ。」

とても自然にそれをいう。

「フランスでは夏を過ぎるともう次の年のことを思うのよ。夏は日が長くてとってもいいの。」だって!

だから、この暗くて長い冬のことに頭をとめてみたのです。


「ここは時計の進み方が違うのではいかって思うのよ。だって、すごくのんびりできるでしょ。」

すてきなかわいい人だった、また会える気がする。

会えたらいいな。

学校のたてものはancienです。