Bonne année 2015.

あけましておめでとうございます。
少しおくれましたが、新年のごあいさつ。


たくさんの方に支えられて、助けられて、なんとかここにいる一年。
不安も孤独も、大好きな場所にいる幸せと、
つながっている空に紛らわして、ちょこちょこやってきた一年。
今年も踏ん張って、広がって、ちょこちょこやります。
楽しい人生には今年だって楽しくないと。
帰国の機会がありましたら、今年こそは顔出しにいきます!
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。




年明け早々、パリは昨日から悲しい街。
メディアはCharlie Hebdoの銃乱射事件の事で一色。
起きてはならない事が起き、心も体も重たくなった。


こうしたイスラム過激派の動きが、
イスラム教徒全体に対する否定的な見方が強まるとすれば、
それはとても良くない事の始まりだと思う。


ここフランスにいるから、事件のほとぼりの冷めない渦中におり、
ここ自由を重要視する国で、人々の共通の関心事や、議論がおこるのは当然の事。
だって事件はまさにここで起きたのだから。


でも、同時に世界の別の場所では、内線・紛争の絶えない場所では、
毎日何百人もの人が想像を絶する環境の中死んでいる人がいるということ。
人の死は、規模や残酷性で比較されてはならないし、
たとえ、1人でも100人でも、その個人にはい一つの大切な人生があるという事なのだけれど、


どうも今現在起きている人間の行為は、世界は、
狂ってきているように思う。


宗教、人種、思想、皆違っていいと言いながら、その違いがもとになって争いが起きている。
この違いの穴埋めを、武器無しで、血をなくしてはできないのだろうか。


こんな大規模な話ではなく、私は個人的につらくなったり、逃げたくなったとき、
宇宙に浮かぶ地球が地軸を傾けて、回転して、公転している様を想像する。
すると、どんな悩みも地球の表面にみえるどんな点より小さく見えて、
悩みが消えてくような感覚がする。というか、自分が小さすぎて。


なんで、誰しもが望む平和は、こんなにも手に入らないのだろうか。
もっとたのしい方向にいきたいのになあ。





という訳で、あまり落ち着ける年明けではないけれど、
私はとりあえず元気です。
みなさま、今年もよろしくおねがいします。