Le curry vert et la venue du printemps.

春がやってきました。



家のまえの桜がひらいた。


春です、気持ちのいい春な土曜日。

垣根にかくれて鳥とにらめっこ、おやすみネコ。



今日はお昼に最近私のまわりで流行っているグリーンカレーをつくりました。
といっても、私を中心に2人の間だけの流行なのですが。。


でもちょっとした思い入れがあったりします。
2年前、とある高槻の台所、夜の10時過ぎ。
どんな時間にも変えられない素敵な空間で、展覧会終わりの達成感の中いただいたグリーンカレー。


そのペイストを近くのマーケットで見つけたのをきっかけに、毎日がグリーンカレーなのです。


栗とタマネギ、ジャガイモ、ひき肉のグリーンカレー
キャベツとレンズ豆と玉ネギ、ソーセージのグリーンカレー
そして今日作ったのが、ピーマンとキャベツ、ズッキーニと七面鳥のグリーンカレー。


今日はアドバイスをもらったのでレモンと生クリーム仕立てにしました。


とにかく辛い、激辛なのですがおいしいのです。
テーブルクロスも相まって寒色系です、味はホットなのになあ。



と、私は時間が経過していく事実に、とても弱いところがある。
ノスタルジーなのかなんなのか、
あの頃はああっだった、あの時あの人はここ居た、あの時私はこう思った、とかね。


時間と出来事には一度しかない一致があって、
そこから私がどんどん離れていくことに、悲しみを感じる。

そんなことを不思議がっていた保育園の頃からもう20年くらい経っちゃう。
人はかわらない、少なくとも私はちっとも変われない。


もう少しでこの街、この家を出るということが、最近妙に現実味を帯びてきて、
そうなると胸が一歩後ずさるような、強烈な思いがする。
この庭の桜も私にとってはさいごとか思っちゃうと、とってもとっても愛おしくなる。


もう隣から2人の会話が聴こえる日常はもう二度と味わえないんだとか、
学校とアトリエを行き来する毎日はなくなるんだとか、
この窓から外を眺めることもなくなるんだとか。


でも人生とか、生きるとかって全部こういうことか。
時間が流れているから変化があって、ものごとが存在し得てとかね。




と、やけに考え事しているみたいにも見えますが、基本的にはぼけっとしています。



そう、今日生まれてはじめて自発的にジョギングをしました。
といってもはじめてなので20分にしときましたが、でも20分で結構わくわくできるならいいなとか思った。



ジョギングをして、シャワーを浴びて、汗のひいたところでグリーンカレー。
うん、わるくない、とっておきの土曜日。


先日はじめて「キワノ」をいただきました。

万華鏡みたいなフルーツ、自然はいつも想像を超えてくれる。