à Chamonix
シャモニーの山々々。
アヌシーからさらに東へ。
スイスのジュネーブより東なのは、国境線のからくり。
シャモニー1日目は、モンタンヴェール鉄道。
標高1913mまで急勾配でゆく。
街がどんどん小さくなって、向こうに広がっていて。
上から見ると、わたしは谷底にいたんだと、眺めがそう言っている。
それはモンブランを望むためである。
彼女はとてもやさしい形をしたやま。
真っ暗なうちに、ロープウェイに並ぶ。
そう、ここは世界で2番目に高い。
なんにもトレーニングしていない私が、
たったの20分で3842mまで行ってしまう。
頂上のエギュイ・ドゥ・ミディを目指す。
途中の休憩視点を挟んで。
もう、なにもかもどーでもよくなってしまうみたいなところ。
なやみごとが小さくて、山がただただ大きい。
そう言う場所だった。
こういう場所にくると心のなにもないところから、
涙腺がちぎれたみたいになる。
頂上は夏でも0度で、久しぶりに寒い。
雪山に、ツララ、手がかじかんでくる。
無事地上に戻って来た時、安心感を覚えるのは自分がどーでもよくなってない証拠。
あれほどきれいな山をみたから、これからもつよく生きていきないな。