à Chamonix

シャモニーの山々々。


アヌシーからさらに東へ。
スイスのジュネーブより東なのは、国境線のからくり。


目的はモン・ブラン。
この旅の一番の目的。



シャモニー1日目は、モンタンヴェール鉄道。
標高1913mまで急勾配でゆく。
街がどんどん小さくなって、向こうに広がっていて。
上から見ると、わたしは谷底にいたんだと、眺めがそう言っている。




きれいな高い場所は、涙がでて来たり。








2日目は5時頃起床、5時半に出発。


それはモンブランを望むためである。
彼女はとてもやさしい形をしたやま。
真っ暗なうちに、ロープウェイに並ぶ。
そう、ここは世界で2番目に高い。

なんにもトレーニングしていない私が、
たったの20分で3842mまで行ってしまう。
頂上のエギュイ・ドゥ・ミディを目指す。
途中の休憩視点を挟んで。



もう、なにもかもどーでもよくなってしまうみたいなところ。
なやみごとが小さくて、山がただただ大きい。
そう言う場所だった。
こういう場所にくると心のなにもないところから、
涙腺がちぎれたみたいになる。



途中でロバに出会って、とても優しいロバだった。


頂上は夏でも0度で、久しぶりに寒い。
雪山に、ツララ、手がかじかんでくる。



向こうの方にイタリアがみえる。


無事地上に戻って来た時、安心感を覚えるのは自分がどーでもよくなってない証拠。
あれほどきれいな山をみたから、これからもつよく生きていきないな。



山がとてもとても好きになりました。
こういう景色は、からだに耳からのエンジン音が聴こえてくる。